- 会場名:Zepp Haneda(TOKYO)
- 公演日時:2023/05/15(月) 18:00開場 19:00開演
Cocco 25周年ベストツアー 2023
〜其の3・アコースティック編〜 マニア向け
前から行ってみたかったcoccoのライブに行ってきました。
場所はZepp Haneda 。
天空橋という東京モノレールの沿線のライブ会場でここ10年はライブ離れしていたので当然ながら初めての会場です。
キャパは下記のようです。
スタンディング【キャパ:2925人】
なっさんブログ ZeppHanedaキャパや座席表は?
1階 2410人
2階 515人(内:椅子席319人)
いざ、Zepp Haneda 天空橋へ、coccoさん登場まで
毎回平日のライヴは仕事切り上げられるか不安を抱えつつ迎えるのですが今日も先月の The 1975 に続き運よくトラブルなく定時で速攻切り上げ開演10分前に少し余裕を持てて会場に滑り込めました。
傘がいらない程度の春らしい心地良い小雨が降る日でしたが全く寒くなく暖かい気温がCoccoのコンサートに良く合っている日でした。
1階だけに限ると9割は埋まっていて2階席は見なかったです。
アコースティック・ライブということを考えるとじっくり座って見たいというお客さんも結構いたのだと思います。
キャリアのあるアーティストなのでファン層は年代はまちまちです。女性ファンが9割位かなと行く前は少し気が引けてましたが感覚ですが男女, 4:6まで行かない7:3位で流石に性別関係なくアピールするアーティストなんだなぁと改めて感じます。
通路の端に丁度はみ出ない位置に陣取れたので良かったのですが、1階席は後方数列作れるスペースがあったのですが少し通路に人が溢れてました。はみ出ているお客さんを係がちょっと無理して押し込んでいる感があったので、後方も解放してくれればとか、奥まで詰めてもらうよう大きな声で伝えたりアナウンスすれば良いのに、と開演前にちょっとイラッとしつつもほぼ定刻にキーボードの渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)のサポートアクトでスタート。
リズムマシーンのノリの良いビートを交えて春の小雨が降る日にふさわしいキーボードのメロディが綺麗に響き、時に幻想的なインスト曲で30分程でしたが、会場を浄化しつつあっためてくれました。
〜本編突入〜
サポート終了後にあまり間を空けず本編がスタート。
今回の其の3・アコースティック編のコンセプトは、その名の通りアコースティックですね。それだけの事前情報のみで参戦。
さて、オープニング・アクトが終了し、最新アルバム「プロム」のタイトル曲がオープニングで終わった後暫くして、coccoさんが気取らぬジャージ姿(だったかな)で登場です。
華奢で不思議なイメージのままで、初っ端からゆる〜い感じで貫禄ないですが、お〜〜〜と初めの生coccoのオーラを感じつつ、一曲目は「SING A SONG 〜NO MUSIC, NO LIFE〜」でスタート。
沖縄方言なのか可愛らしくよく話し、良く笑い、ほぼ曲の初めに一曲一曲、曲紹介をしてくれます。
詩的で難解というイメージの彼女の歌詞も彼女自身のシンプルな曲紹介があると、改めてきいてなるほどねぇと感じながら聴くことが出来たのがまず収穫です。
選曲はcoccoがライブ始めの方に語っていたようにマニア向けの選曲とのことです。
アルバムの中にしっそり佇んでいる小ブレイク係となる曲。裏ベストでもなく斜め後ろにいるようなそんな曲達です。
私はにわかではないですがコアという程のファンではないので、曲紹介されて、あ、そんな曲名の曲があったよなと思いながら聴き始めるとあ〜これやるんだ〜と嬉しくなる曲が多かったです。
何度もライブに足を運んでいるコア・ファンにはこれはこれでたまらないのではないでしょうか。
中盤も相変わらずアルバムの中にしっそり佇んでいるようなアコースティック曲、しっとりと心の琴線に触れるバラード・チューン、牧歌的なほんわかムードの曲やが続きいていきます。
4曲目に「大ヒット曲はこの曲だけなので思う存分堪能ください、またマニア向けに戻ります」と話した後、「強く儚い者たち」が歌われましたが、ベストという冠もどこ吹く風で冗談なしでその後もマニア向けに戻ります。
「Baby, after you」とかノリの良い曲も聴けましたね。
曲間のトークはゆる〜く進んでいき会場和んで沸いてましたね。其の1はトーク・MCほとんど無しで突っ走ったようなのでこれはこれで貴重でした。
今回の「其の3・アコースティック編」では、和歌山県は伊勢、島根県や三重県、熊本県等、普段は行かない県にも行ったようで、沖縄県民のcocco には本州はどこがどこだが分からないとか、地方の知る人ぞ知るご当地ソングのフレーズで盛り上がります。
こちらもマイナー過ぎて知っている人はあまりいないようでしたが…..
ギターさんもキーボードさんも中盤くらいからトークに積極的に絡みだし終始アット・ファミリーなムードの中、ライブは進みます。
後半はクムイウタから「Rose letter」や配信限定の「お望み通り」で、ちょっとサイケでハードなアレンジで、少し妖しげで幻想的なライティングで攻めてきます。coccoさんの叩くクラッシュシンバルが印象的でカッコ良かったでした。
ラストの方は、彼女のファンの中では人気のあるだろう曲であるアルバム「スターシャンク」から「フリンジ」、「今日は頑張ったからお疲れ様。もう頑張らなくて一人の時間を大切にして」と紹介された youtube の COCCO CHANNEL 限定の優しい歌詞の「sweet silence」、昨年2022年リリースの現在の最新アルバム「プロム」の1曲目の「光溢れ」で本編は終わりでした。
アンコールは新曲「ファンタジー」でお開きとなりました。
SNSで皆んながツイートしたりして自分を晒して公表することが正しいことと思われているけど、秘密を抱えてもいいんじゃない、ということがテーマで音源になるのが楽しみです。
曲紹介では、coccoの息子さんの話や舐められないことが教育信条と意外な一面も聞けました。
coccoも中盤近くに「立ちっぱなしで疲れるので休みながら自由に聴いてね〜」と言ってましたが、私は立ち疲れるまでは行かない本編2時間弱のちょうど良いくらいの尺のライブでした。
相変わらず時に力強く、時に柔らかい絶品の慈愛感たっぷりのヴォーカルとゆる〜いトークのギャップを楽しみながら中弛みせず堪能できました。
ベスト・オブ・ベスト選曲というアコースティック・スタイルではなかったですが、ライブ直後に、堪能した〜という声も聞かれ、自然体で最後の最後までいつもは聴けないcoccoソングが聴けた今後はあまりやらないような貴重なライブでした。(と言っても彼女のライヴは初めてですが。)
マニア向けと語っていたように本当にそんなセトリでした。
そんなライブがcocco初体験だったので、次はベスト・オブ・ベストなライブに行くぞ、という楽しみを持てるたが逆に良かったです。
ちなみに事後知識ですが、其の1と2はセトリは異なりつつもベスト・オフ・ベストにファン人気曲のライブだったようです。
おまけ セトリメモです。
以下、今日のセトリですがメモしながらなのでちょと抜けや不備があるかもしれませんがご容赦ください。
- SING A SONG 〜NO MUSIC, NO LIFE〜 *From ブーゲンビリア
- 東京ドリーム *From 配信限定
- 四月馬鹿 *From ザンサイアン
- 強く儚い者たち *From クムイウタ
- Again *From ※ ベスト+裏ベスト+未発表曲集(アルバム未収録)
- My Dear Pig *From クムイウタ
- Baby, after you *From きらきら
- Tokyo Happy Girl *From きらきら
- Rose letter *From クムイウタ
- お望み通り *From 配信限定(次のアルバム入るかもとのこと)
- フリンジ *From スターシャンク
- sweet silence *From Cocco チャンネル限定
〜〜〜 アンコール 〜〜〜 - ファンタジー *From 新曲(未発表曲)
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