ペイント・ザ・タウン・レッド (Paint The Town Red) – ドージャ・キャット (Doja Cat)

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2023年9月 今月のこの逸曲 (洋楽編) Part.3

  • リリース日:2023年8月4日

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今月のこの逸曲(洋楽編)三曲目はこれも飛ぶとりを落とす勢いのドージャ・キャット (Doja Cat)のペイント・ザ・タウン・レッド (Paint The Town Red) です。

9月22日にリリース予定のニュー・アルバム[Scarlet]から先行シングルとしてリリースされています。

これはR&Bファンでなくとも古くからの洋楽ファンなら知っている人が多いディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)のヒット曲ウォーク・オン・バイ(Walk on By)が元ネタです。
印象的なクールで洒落たトランペット・サウンドのサンプリングされています。

デビュー当時のお色気お姉さんから作品を重ねる毎に悪女的な方向性に変わってきてましたが、今回は悪魔に身を売ったエンターテイナーといった趣です。

「言いたいことを言って、有名になって、街を真っ赤に染めていく、彼女は悪魔だ、反逆者だ」といったフレーズが耳を惹きます。

お色気と心地よいダンス・サウンドが売りだったドージャ・キャットですが、今回はPVでもかなり悪魔的でエグい描写があり、見る人にはショッキングな印象を受けると思います。

Doja Cat – Paint The Town Red (Official Video)

私自身はヘヴィ・メタルでこの手の世界には慣れていて、これはこれでエンターテイメントの一つと割り切って観てしまいます。

無神論者なので、これを見て、ん〜、結構際どく攻めてるなぁと軽い刺激を感じる程度ですが、悪魔という存在が特別である欧米や世界のキリスト教信者には嫌悪感を感じるのかもしれません。

日本人にとって妖怪や霊といったものが特別な存在であるように、それを本気で扱っている映画やアートを日本人が見るという感覚でしょうか。

そんなPVのイメージもありますが、かなり中毒性を伴うポップ・ミュージックで聴く人を選びそうですが、これがビルボード・トップ100でナンバー・ワンとなり、世界中で大ヒットしていることは、今のドージャ・キャットの勢いと、退廃的な危うさやを伴いながらもキャッチーなリフレインとクールな[ウォーク・オン・バイ]のサンプリング等のサウンド・プロダクションの魅力でしょう。

続いて2023年9月の逸曲(洋楽編) 4曲目に続きます。

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