For The Love Of Metal – ディー・スナイダー (Dee Snider)

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  • リリース日:2018年7月27日
  • 個人評価:★★★★

アメリカン漢のメタル魂ここに極まれり!

今回は2018年にリリースされたディー・スナイダー (Dee Snider)の3枚目のオリジナル・アルバムの [フォー・ザ・ラヴ・オブ・メタル] (For The Love Of Metal)を紹介します。

2017,2018年リリースのアルバム・レビュー群は、私が3年以上前の2019年頃にテキストに書いたままだった感想をリライトした蔵出しです。
稚拙だったり的外れだったりしますが、誤字脱字ベースの修正メインとし、あまり不必要な加筆はせずにアップします。

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 80年代メタルを代表するバンド トゥイステッド・シスターのヴォーカル ディー・スナイダーのソロアルバムです。

 この手の80年代に活躍したメタル系アーティストのアルバムは発売されても、昔からのコアなファン以外になかなか注目を浴びることがなくなってしまい見逃してしまうことがあるのですが、今回はBurrn!誌のレビューで知ることが出来ました。

 昔、Burrn!誌でこの人のインタビューを読んだことがあり、個性的がゆえに虐められたり辛い思いをしたことが書いてあったと記憶していて、ヘヴィ・メタル界の元祖多様性人間で、そのインタビュー人間的に大好きになった思い出があります。

 ディーがヴォーカルをしていたトゥイステッド・シスターは初期は毒々しいどぎついおかまメイクで迫りつつもメロディはフックがありつつも激烈ヘヴィ・メタルで、全盛期である80年代中期は毒々しいメイクはそのままにポップなテイストを強めていき人気を博し、ポップ色を強めすぎて失速していったあまり良くないイメージがあります。

 そんなビジネス諸事情が絡む80年代でしたが、それから40年程経過したこの時代でもディー・スナイダーのメタル魂は変わることはないことがこのアルバムを聴くとヒシヒシと感じられます。

 今はどちらかというとカッコいい部類に入る貫禄たっぷりでダンディーと言っても良いおやじメタルヴォーカリストという出で立ちになっており、良い意味でそのイメージのアルバムです。

 個人的には注目を浴びようが浴びまいが批判されようがされまいが、時代錯誤でも、トゥイステッド・シスターの初期のユーモアと愛嬌がありながらもポップだけど激烈な個性的なトゥイステッド・シスター流のヘヴィ・メタルをこの時代にぶちかまして欲しかったですが、ディーさんももういい年だし(2019年時点で64才らしい)、これからの自分のやるべきヘヴィメタルに思うところもあるのか、今やりたいことをやったのがこのアルバムのような気がします。

 結果このアルバムは正統派東海岸アメリカンメタルの王道を追求した佳作になってます。
 毒々しさも禍々しさは今の時代に聴くと感じられませんが、ディー・スナイダーの「メタルが好きだ!」という男気が感じられ、80年代中期のポップさがない代わりに、80年代初期の激烈さを彷彿させ、派手さはないですが、王道メタルでフック満載な佳曲が詰まってます。

 いわゆるアメリカン・やくざ・メタルです。
 今のディーにぴったりハマるスタイルです。

 バックミュージシャンは今のメタルに関わっている人たちのようで音質はそれ風で、ディー・スナイダーが中心となり歌い叫ぶことであくまで80年代の古き良きテイストが全面に感じれらます。
特に1~4曲目は怒涛の如く漢メタルの名曲が続きます。

 80年代にロック・ポップスに親しんだ自分はメロディ重視人間なので2000年以降のメタルにあまり魅力は感じないのですが、このアルバムは懐かしさよりも、レジェンドであるディーとニュー・テイストのメタル・サウンドが功を奏ています。特に作り手の熱さがしっかり伝わってきます。

 そう感じさせる信念の男のメタルがこのアルバムで聴くことができます。

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