Annihilation – エイミー (AAAMYYY)

Annihilation-AAAMYYY
  • リリース日:2021年8月8日
  • 個人評価:★★★★

シンガー・ソング・ライターといっても令和世代の新感覚です。

今回は2021年にリリースされたエイミー (AAAMYYY)の2枚目のオリジナル・アルバムの アナイアレーションを紹介します。

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アルバム・インプレッション

AAAMYYYはアーミーと読んでしまいそうですが、エイミーと読むようです。
アルバム・タイトルは、[全滅]とか[壊滅]って意味です。

後で気づきましたが、Tempalay のシンセとバックヴォーカルを担当しているメンバーなんですね。
こちらも2021年にリリースされた[ゴーストアルバム]がユニークでコミカルだけとサイケな不思議感が心地よいポップアルバムでした。

一聴した限りではわかりやすいという感じはせず、曲によっては歌詞はアルバム・タイトルから感じ取れる来世とか輪廻とか哲学的なものだったり難解なところもあるので聴く人を選ぶ感じはあります。
歌詞は音と同化するように意味を読み取るというかフレーズの語感の心地よさを感じて聴くという感覚になり、メッセージ性などは気にならなくなってきます。

浮遊感がある不思議な空気を漂わせるエレクトロに、80/90年代のシティポップ的要素もほのかに加わり、ポップで綺麗なメロディに透明感があり柔らかいですがどこか芯の強さを感じるボーカルが乗ってきます。

ただ何度か聴くと耳に馴染んで懐かしさすら感じる親しみを感じてくるのが特徴でしょうか。

クールビューティーなビジュアルもサウンドと相まって程よいミステリアス感があるのが良いかな。

不思議な国というか、多国籍というか異世界感がある音世界ですが、唯一、ラストの[HOME]という曲だけがシンプルに仲の良い友達のことを歌っているようなアコースティック曲で癒されますが、不思議と人間くささとか生活感が感じられないのが逆に魅力的だったりします。

不思議な魅力を持った女性シンガーソングライターさんなのですが、歌詞は一人称的な恋愛をテーマにせず、フォークやロック臭がなく、エレクトロ・サウンドに乗って人間臭さが感じないこういう新しいアーティストには、シンガーソングライターという言葉が死語だったりして、今時よく使われるトラックメイカーという言葉がしっくりくるのかもしれません。

参考サイト

オシャレ系サイトでカルチャーとして先鋭でありながらオシャレ度の高いアーティストを紹介している[ginzamag]ではAAAMYYYの今作に関することも含めたインタヴューがたっぷりフォトも充実してアップされています。
ちょっと時間のある時にじっくり見てみようっと。

Tempalayのメンバーとして活動するほか、様々なアーティストに楽曲提供をするなど、多彩な才能を発揮しているシンガーソングライター、トラックメイカー、AAAMYYYさん。2021年8月18日に自身のセカンドフルアルバム『Annihilation』をリリースします。そんな彼女の魅力に迫るべく、ニューアルバムのことや、音楽に関心を持つようになった少女時代や留学時代のこと、そして猫を愛する素顔までたっぷりインタビュー。

AAAMYYYさんニューアルバム『Annihilation』についてインタビュー。Vol.1 アナイアレイションってどんな意味? | ginzamag

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