何色でもない花 – 宇多田ヒカル

SCIENCE FICTION
  • リリース日:2024年2月12日

2024年2月 今月のこの逸曲(邦楽編) Part.4


今月の逸曲4曲目は2024年2月12日にリリースされた宇多田ヒカルの [何色でもない花]を紹介します。

[Gold ~また逢う日まで~]以来の5か月振りのEPとなります。
そして、この曲は長野芽衣主演の月9のドラマ「君が心をくれたから」の主題歌になっています。

この月9ドラマもあまり評判が良くないみたいですが、ヒッキーの曲が使われているが故に見続けています。

いわゆるファンタジー要素のある恋愛ドラマですが、結構、歌とドラマの世界観がマッチして面白がって観ています。

サブスクで最近リリースされた曲を何曲かザッピングしながら聴いてると、サブスクが勝手に次の曲を選択するのですが、いつもこの曲が流れるとハッとします。

それだけ今の宇多田ヒカルの作る曲が他のヒット曲にはない斬新で満ちているからだと思ってます。

宇多田ヒカル「何色でもない花」

曲の始めはピアノが6/8拍子のリズムに乗りメロディを奏でながら相変わらず透明感のある彼女の歌を聴くだけでグッときます。
シンプルで繊細なトラックの上にあくまでもヴォーカルが主体で情感的に響いてくる流れは前作Gold同様で、プロデューサーのA.Gクックとの相性はかなり良いです。

中盤から転調しドラムスが絡み、さらに後半にしれっと6/8拍子に戻るという構成がトリッキーだなと思わせてくれます。
転調後がいわゆるコーラスパートになるのかと思うのですが、明確なサビが存在しないけど明らかに曲として美しくストーリー性を持ちながら明確に成り立っている不思議な曲です。

ヒッキーによると何色でもない花とは心の象徴とのことです。
人間の心のように実体がないものははたして存在しているのか、そして人間は存在しているのという、存在や真実の不確かや主観性をテーマにしているようです。

現実世界はシミュレーション仮説、いわゆる何者かにより「シミュレートされた存在」ではないか、量子力学では観測者が観測することによって現実というものが存在する等と言われたりします。
その不確かな存在を信じるには、自分が自分を信じることが大事であり、自分を信じられないと何も信じられない、疑うより自分を信じてみようと感じて作った歌とコメントしていました。

このような本人のコメントを聴いた後に聴くと、「だけと自分を信じられなきゃ何も信じられない・・・」からの歌詞を感じるとどんな思いこの曲をつくったのかということがより分かりそうです。

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