惑星(Planet) – a子(Ako)

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2024年2月 今月のこの逸曲(邦楽編) Part.3

  • リリース日:2024年2月7日

今月の逸曲3曲目は2024年2月7日にリリースされたa子の [惑星]を紹介します。

今年に入ってこの人かなりおもしろいなと思ったのがこのa子です。

音楽自体が決して新しい訳ではないのですが、これだけ女性アーティストが次から次へ出てくるエンタメ界においても存在自体が個性的な人が出てきたなと久々に感じました。
しかもロックシンガーであるというところがとりわけ新鮮でした。

どちらかというとしっかりとしたヴォーカル力がある歌える女性シンガーが重宝されるJ-POP界の中において、a子のウィスパー・ヴォイスはまだ珍しいと思うのですが、語尾が少し巻き舌なところや比較的歌詞が聴きとりやすいところが特徴かなと思います。

赤髪でエレキ・ギターを抱えながら笑顔を一切見せない佇まいのヴィジュアルもカッコ良いです。

曲によっては少しダークだったり邪悪なところを感じさせるところがありながらもアングラっぽさや暗さがなく、あくまでポップであるというところが良いです。
そして感触がロックだというところが他のアーティストにないところです。

カラーやキャラは違うのですが日本だと椎名林檎、海外だとビリー・アイリッシュが浮かんでくる個性派アーティストです。

そして2020年からEP中心にリリースを続けメジャー第一弾となるのがこの曲[惑星]です。

a子 – 惑星 : MUSIC VIDEO (Ako – Planet)

あまり今までの曲をしっかり聴けてないので偉そうなことは言えませんが、ブレイクの兆しを感じさせるシャープでメジャーな音になってます。

曲は自分の知らない場所・時代で自分を覚醒させるような、そんなところへ飛び立っていく人達をどこかで見守っているような…そんなイメージがしました。
惑星というタイトルとSF的な香りのするPVが歌詞の雰囲気を演出していて、この人はPVで世界観をうまく作り上げると元々持っているヴィジュアルの良さも相まってどんどん自分のアーティストとしての表現力や幅を広げていきそうな期待感が持てます。

タワレコのWebメディアMikiki はかなり前からa子に注目していて、2021年にロングインタビューを掲載しています。音楽との出会いが微笑ましかったりデビュー時のa子を知れる記事です。

TOWER DOORSでは、彼女を〈TOWER DOORSが選ぶ2020年ベスト・ニュー・アーティスト5組〉に選出するなど、a子の才能に注目してきましたが、今回、改めて彼女により深く迫っていきます。

a子ロング・インタビュー「音楽で救われたから、音楽で救いたい」| Mikiki

いずれにせよ今年要注目の(メジャーデビューとしての)ニュー・カマーの今年一発目のデジタル・シングルです。

続いて4曲目に行きます。

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