Perhaps – ガンズ・アンド・ローゼス (Guns ‘n’ Roses) 

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2023年10月 今月のこの逸曲 (洋楽編) Part.1

  • リリース日:2023年8月11日

2023年10月の逸曲、1曲目は2023年8月にリリースされたガンズ・アンド・ローゼス (Guns ‘n’ Roses)の新曲パーハップスです。


2008年にリリースされたオリジナル・アルバム[Chinese Democracy]時期の未発表曲にオリジナル・メンバーのスラッシュ、ダフ・マッケイガンを加えて当時のデモを再録音した曲です。

2016年にスラッシュ、ダフ・マッケイガンが復帰して、2021年にシングル2曲がリリースされたのみになっています。
今回のシングル[Perhaps]もリリースされたことはそこそこの話題になっていましたが、チャート等に入ってくる訳ではないのでついつい聴き逃しておりました。
ただ今回のシングルリリースに際してバンドのマネージャーはバンドは既にたくさんの曲をレコーディングしているとのコメントを発してます。
しかもその新作は名作[Appetite for Destruction]に近いものになるとのことです。

まだ「ニュー・アルバム」がどうこうという情報はないですが、順調にいけば近いうちにアルバムという形になるかは分かりませんが何らかの新作のアナウンスが出てきても良い感触を受けます。
ただそこはガンズ・アンド・ローゼスなのでどう転ぶか分かりません。

そして今回の[Perhaps]です。

Guns N’ Roses – Perhaps (Official Music Video)

[Chinese Democracy]時期の曲ということですが、どちらかというと2021年のシングル2曲[Absurd],[Hard Skool]が[Chinese Democracy]に近いインダストリアルな感触を持つスピーディーなクールなハード・ロック・チューンであったのに対して、今回はもう少しトラディショナルでアダルトな人間臭さを感じるミディアムテンポのハード・ロック・バラードといった趣きです。

個人的には、[Absurd],[Hard Skool]同様に[Perhaps]も、掴みどころがなく突き抜けきれてないなぁという印象は変わらずです。
未だに全盛期をリアルタイムで聴いてきた者としてはどうしても[Appetite for Destruction]でのロックンロールの初期衝動を時代合わせて再現した衝撃を期待してしまい、落胆はしないですがガンズ・アンド・ローゼスの今のサウンドがこれなのかとモヤっとした気持ちになってしまいます。

ただ音源だけ聴くと相変わらずのアクセル節は唯一無二のヴォーカルだし、ダフのクールに唸っていくベース・ラインもカッコ良く、何度か聴くと大人になったガンズのアダルトで聴かせるハード・ロックです。

PVではライヴや舞台裏のシーンを交えた当時のファンならバッド・ボーイからカッコ良いちょいワルオヤジになった風貌は懐かしさと共に感慨深くもあります。

80年代後半前後の短い全盛期から35年という月日が経ち、メンバーが60歳前後となったロック・バンドに画期的なロック・チューンを望むことはないですが、全盛期のガンズの作品はアティチュードやヴィジュアル云々の前にとにかく曲が素晴らしかったです。

今回を含めて2020年前半にリリースされた3曲の繋ぎ?のシングルはまだまだオレ達やってるぜ!という挨拶代わりの曲として聴いておき、この先があるならマネージャーのいう「[Appetite for Destruction]に近いもの」というのが、素晴らしい曲が揃った新作であることを密かな期待を持って待ちたいと思います。

続いて2023年10月の逸曲(洋楽編) 2曲目に続きます。

Single Soon - セリーナ・ゴメス (Selena Gomez)
2曲目の逸曲は2023年8月にリリースされたセリーナ・ゴメス (Selena Gomez)のシングル・スーン (Single Soon)の紹介です。これは単発シングルのようです。

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