残りはダンス/エレクトロ, ヒップホップ系が続きそうなのでここらでロックを取り上げたいと思います。
2023年11月 今月のこの逸曲(洋楽編) Part.3
- リリース日:2023年9月21日
今回は2023年10月にリリースされたブリンク-182 (blink-182)の[ONE MORE TIME]を紹介します。
10月20日リリースの9枚目のオリジナル・アルバム[ONE MORE TIME…]に収録されてます。
私の洋楽空白期は1990年代中盤から2000年代なので、その時期に大ブレイクしたこのバンドとは遅い出会いをしています。
それでもパンク・ポップという中で、グリーン・デイはそんな空白期にもしっかり耳に入ってきてよく聴いてたんですよね。
欧米ではどちらも格という意味では同等だと思うのですが、日本ではキャッチーな名曲揃いのグリーン・デイの知名度はやっぱ高いのだなと思います。
いずれのバンドも来日公演の回数が少ないのが気になります。
グリーン・デイも来年早々ニュー・アルバムをリリース予定で、先行カットの曲がリリースされていて、どちらを取り上げようと思いましたが、今回紹介する[ONE MORE TIME (ワン・モア・タイム)]が凄く気に入りblink-182を今月取り上げます。
なんか久しぶりに心に沁み入るロッカ・バラードを聴いた、ロッカ・バラードって言葉が合う曲に久しぶりに出会ったなという感覚です。
PVのユニークさはこのバンドの特徴ですが、この曲では、ギターのトム・デロングとベースのマーク・ホッパスのストリート系の飾らないところと、トラヴィス・パーカーの今やタトゥーまみれの出立ちでのシンプルな演奏シーンが見れるPVになってます。
アコースティック・ギターとドラム・ベースに、キーボードが効果的に曲の彩るシンプルな構成の曲で、ドラマティックに盛り上がるというところは一切ありません。
ひたすら美しいメロディに男の友情が歌われます。
自分たちバンドの絆を歌っているようにも思いましたが、私は最後の言葉を交わすことなく亡くなっていった友人にまた会いたい、言葉を交わしたい、そのためにオレ達はここでもう一度だろうが何度でも「愛している」と言い続けるんだという歌詞に聞こえました。
Do I have to die to hear you miss me ? (君がオレがいないと寂しいと聞くためにオレは死ななくてはならないのか ?)
Do I Have to die to hear you saygoodby ?(オレへのサヨナラを聞くためにオレは死ななくてはならないのか ?)
というフレーズが印象的でした。
ギターのトム・デロングとベースのマーク・ホッパスが交互に歌い、中盤の二人の男っぽいハーモニー、ラストのトラヴィス・バーカーの低音ヴォーカルが絡むという男性ロック・シンガーの熱いハートと声の響きに思わずハッとする曲でした。
続いて2023年11月の逸曲(洋楽編) 4曲目に続きます。
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