Renaissance: A Film by Beyonce – Beyonce

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  • 2023年製作/169分/アメリカ
  • 公開日(日本):2023年12月21日
  • 鑑賞日:2023年12月29日
  • 配給:東和ピクチャーズ

ビヨンセのライヴ映画[Renaissance: A Film by Beyonce]の日本上映は2023年年末の約10日の期間限定、しかも夜20時以降の上映で3時間近い長い映画ということで、帰れなくならないように一番近くの映画館に観に行って来ました。

この映画は日本では熱心なビヨンセ・ファンと洋楽好き向け映画という位置付けですが、本国アメリカでは余興収入ランキング1位になる好成績スタートだったようです。
私が見に行った映画館は夜20時45分からの遅い時間の上映にも関わらず20人程の方が見に来てました。
あまり館内を見渡さなかったのですが、30,40代の女性やカップルが多かった記憶があります。
さすがにビートルズ等の映画のように50,60代の男性は少なかったように思いました。
またこの手の音楽映画がこれからも日本でコンスタントに上映されることを願う身としては日本ではどれだけの人が見に来たのかというところが気になるところです。

映画自体は2023年5から9月に行われたビヨンセのルネッサンス・ワールド・ツアーのライヴ・シーンと、彼女のインタビューや過去映像を交えてツアーが出来上がるまでのドキュメンタリー半々位の構成です。
正直初めはライヴシーンが始まった時は、楽しみよりも、うわぁ〜これが3時間近く続くのかっ、終わった頃には日付すぐに変わるぞっ、と考えるだけで帰りの時間が気になりましたが、当日の体調の良さと前夜の睡眠時間が取れていたこともあり、意外と飽きずに時間を忘れて観ることができました。

アルバムとしては一応、2008年の3枚目のアルバム[I Am… Sasha Fierce]からずっと聴いていても、ビヨンセの熱心なファンではないのでドキュメンタリー部分でのビヨンセの語り自体に共鳴したり思い入れを持って観ることはできなかったですが、アメリカ・エンターテインメントのトップ・アーティストとして走り続ける彼女の芯の強さや人となりや生い立ちの一端を知ることができる作りになってます。強い女性というイメージは映画からも伝わってきます。

ライヴ部分は映画の大画面と音楽を良い音で堪能できると思いつつも、さすがにライヴ会場の空気や熱さまでは伝わる訳ではないのですが、映像でステージ上では豆粒位しか見えない演者の姿や表情をカメラで細かく見れるのと、ドルビーアトモスの音量・音質が映画ならではのライヴの迫力が感じられたのは良かったです。

この映画を観に行った動機が世界一のディーヴァ・ビヨンセの2022年に行った、音楽・演出・パフォーマンスにおいて今のエンターテインメント最高峰のライヴがどのようなものかということだったので、予想通りの一大スペクトルライヴを映画として観れたということは良い体験でした。
そして、とても綺麗でセクシーなのですが可愛いとか綺麗とかいった陳腐な言葉は寄せ付けない性別を超えたといっても良い存在感と圧倒的なヴォーカルとダンスは一見に値します。

そして選曲が最新アルバム2022年の[Runaissance]が中心で、個人的にこのアルバムが好きで曲も頭に残っていたが良かったのかなと思ってます。
このアルバムの曲はPVが一切作られてなかったのでこのライヴ映画を見ることでヴィジュアルと合わせての曲が完成するといって良い仕様となっているのも新鮮でした。

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