ドラマ・主題歌インプレッション (2023年 夏 7月期)

はじめに・・・

今回は2023年の夏期(7月から9月)に放送されたドラマとその主題歌を紹介していきますます。

2023年夏期のドラマはさすがに夏休みを挟むため豊作でした。

各放送局とも力入っていたと思いますが、TBSテレビ系 日曜劇場の「VIVANT」がそれを物語ってます。
堺雅人を主演にしつつ、主役級を脇に固める俳優陣と海外ロケを含むワールドワイドなスケールの大きなストーリー展開は前評判通りの見応えがありました。
ただちょっと力入り過ぎた感のマスコミの大絶賛や局の煽り具合には少々興醒めなところも否めませんでしたが…

「VIVANT」は千住明の音楽がテーマ曲となっていることからドラマと主題歌をインプレッションするというブログテーマの主旨から外れるので除外します。

また、夏期だからか恋愛ドラマも多く、下記も未視聴なので除外しています。

• １８／４０～ふたりなら夢も恋も～(TBS系 ) 　主演：福原遥、深田恭子
• こっち向いてよ向井くん(日本テレビ系) 主演：赤楚衛二

見ていたけど除外したドラマは下記です。

• トリリオンゲーム (TBS系 22:00)　主演：目黒連
  ドラマはビジネス系ドラマで荒唐無稽感が強いながらもストーリー展開がジェットコースター的で面白く、目黒連の役者としてのカリスマ性と幅の広さは今後注目です。
  過去作[Silent]とは全く異なる弾けた役柄の演技は主演としての艶を感じました。
  ただ主題歌の Snow Man がドラマ見ててあまり記憶に残らなかったのですみませんが除外します。
• 最高の教師 1年後、私は生徒に■された (日本テレビ系 22:00)　主演：松岡茉優
  松岡茉優の女優としての魅力と引きずり込まれるドラマ展開の変わった学園もので今クールで評判が良かったドラマですが、菅田将暉の歌う主題歌がどうしても好きになれず除外しました。
• CODE-願いの代償- (日本テレビ系 22:30)　主演：坂口健太郎
  どんな願いもかなえてくれるアプリ「CODE」にまつわるクライムサスペンスもので、台湾でヒットしたドラマのリメイク版ですが、なんかB級感が否めず、主題歌を歌う UVERworld は嫌いではないのですが、何度か聴いても心に引っかからず除外しました。

月曜日

真夏のシンデレラ

• 系列：フジテレビ系 21:00（夜9:00）
• 出演：森七菜、間宮祥太朗　他
• 主題歌
  アーティスト：緑黄色社会
  曲名：サマータイムシンデレラ

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ドラマ・インプレッション

伝統の月9ドラマが久々の王道恋愛ドラマです。
始めたばかりの企画でいきなりですが、トレンディ恋愛ドラマは苦手でして実はこのドラマは未視聴です。

演技力がどうとか女性としてタイプがどうのは別として、主演の森七菜が私が好きな女性シンガーの宇多田ヒカル(特にデビュー時)にそっくりという一点で気になる女優さんだったので見ようかなとは思ったのですが、結局、一話も見ませんでした。
いきなりインプレッションとならずすみません…

主題歌インプレッション

主題歌は今旬の緑黄色社会ですね。
この主題歌は爽やか系夏の恋愛ものにピッタリの明るいポップ・チューンです。
ヴァースのちょっとノスタルジックな甘酸っぱいメロディラインが良いですね。
とにかく夏の爽やか系恋愛ドラマ主題歌! という感じです。

歌詞はいかにも幸せいっぱいの恋愛ストーリーといった感じで、ドラマ内容が良ければもっと盛り上がるかもしれません。

転職の魔王様

• 系列：フジテレビ系 22:00（夜10:00）
• 出演：成田凌、小芝風花　他
• 主題歌
  アーティスト：milet
  曲名：Living My Life

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ドラマ・インプレッション

前クールの東テレのドラマ「波よ聞いてくれ」で柔和で癒し系イメージをぶち壊すハチャメチャなキャラクターを演じきってこの人凄い！と本気で思いました。

派手なメイクのギャルが深夜ラジオで早口でまくし立て、ラジオ局スタッフやゲスト出演者に毒づきまくる勢いが痛快でした。
ドラマも凄く面白かったです。

で、この「転職の魔王様」では世間一般的なイメージの往来の小芝風花キャラでした。

でも初回から数話のちょっと気弱なキャラから成田凌演じる敏腕キャリア・アドバイザー来栖(くるす)とタッグを組んで成長していくにつれて、言いたいことをしれっとはっきり言うようになり仕事にも自信を持っていくキャラに自然と成長していくところは見どころでした。

やっぱり若手女優の中でも演技力は素晴らしいです。
いつか映画とかで主演作を観たくなる演技派女優と実感しました。

主題歌インプレッション

で、主題歌は miletさんの[Living My Life]です。

ドラマは一話完結型のお仕事系ドラマなのですが、週替わりで出演するゲストの転職希望者に来栖が辛辣に、小芝風花演じる羊谷(ひつじたに)が成田の応対に戸惑いながらも来栖や転職希望者に気づきを与えて未来を導いていく、そして成田と小芝の成長も描くといストーリーにインスパイアされた書き下ろしと思われる前向きな歌です。

ドラマに合ってはいるのですが、miletさんの声は個性的でヴォーカリストとして本当に魅力的なのですが、その中低音の素晴らしいヴォーカルを活かせている曲かというとちょっと平凡なような気がしました。
いや、普通に良い曲だとは思いますが…

デビュー・アルバムでの[inside you]のようなヒリヒリした緊迫感で曲の空気を声・歌で作り出すような曲が最近聴けてないのがちょっと寂しいです。

2023年リリースのニュー・アルバム[5am]はまだ未聴なのですが、そんなmiletワールドを展開する曲が聴けることを期待します。

火曜日

シッコウ!!～犬と私と執行官～

• 系列：テレビ朝日系 21:00（夜9:00）
• 出演：伊藤沙莉、織田裕二、中島健人（Sexy Zone）他
• 主題歌
  アーティスト：SEKAI NO OWARI
  曲名：ROBO

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ドラマ・インプレッション

リーガル系ドラマは昔からあるジャンルですが、執行官をテーマにしたドラマは初めてだとおもいます。
ほとんどが弁護士・検事・裁判官が主人公だったのでこんな形の法律家としての仕事があるのかと新鮮でした。

真面目に見てると身近な法律の事をドラマを見ながら自然と身に付くドラマなのが良かったです。
続編があっても良いくらいです。

主演は伊藤沙莉です。

可愛いけど普通っぽく明るい往来の伊藤沙莉キャラの雰囲気通りの自然体な演技で主役を頑張ってます。

主演としては華がないとか言われたりしてますが、仕草やセリフに個性があり、笑顔が良いので全話通して魅力的な主人公を演じてたと思います。
執行官のおじさん達を始め周囲から慕われるキャラには適役でした。

織田裕二との共演で、最近はおじさん系カッコ良い・型破り系キャラが多かったですが、今回は、若かりしトレンディ人気俳優であったことを自虐的に話すセリフがあったりしていつもと違う三枚目キャラが新鮮でした。

主題歌インプレッション

主題歌は、SEKAI NO OWARI の ROBO です。
セカオワはあまりしっかり過去作を聴き込めてないのですが今回は今時流行りの柔らかく温かいR&Bソングです。

ドラマの中ではエンディングでサラッと流れてあまり印象的に使われてはなかったと思います。

歌詞的にはポンコツ・ロボットに人間を例えた歌詞が面白いし、何度か聴いているとセカオワらしいイントロからラストまでメロディアスさに浸れる曲で、ロボットをテーマにしつつも機械的なエレクトロなサウンドではなく演奏の温かみを感じるサウンドでちょっとゆるめな曲です。
唯一エレキ・ギターの音が昔の機械的な音を想起させるサウンドになっていてROBOという世界観が良くだせてます。

初めはしっくり来ませんでしたが何度か聴くと柔らかと温かさを感じる癒しソングとして好きになりました。
セカオワ流今風R&Bという新境地といったところですね。

水曜日

ばらかもん

• 系列：フジテレビ系 22:00（夜10:00）
• 出演：杉野遥亮　他
• 主題歌
  アーティスト：Perfume
  曲名：Moon

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ドラマ・インプレッション

10年近く前に全巻ではないですが読んだマンガのドラマ化で、離島に修行に行ったちょいコミュ障気味で世間知らずなところがある若き書道家が島の住民との触れ合うことで人間としても書道家としても成長していくという内容です。

マンガの雰囲気とドラマの雰囲気があっているかは忘れてしまいましたが、主演の杉野遥亮の自分に付き纏う子供達を大人目線で扱わない素っぽい演技が意外と良かったです。
子供達も魅力的な演技をしていて、ベタだけと人のあったかみを感じさせるほっこり系のドラマです。
五島列島の自然の風景も綺麗ですね。

主題歌インプレッション

主題歌は数あるドラマ主題歌を歌ってきたPerfume です。
[Moon]という曲で、ドラマがほっこりムードなのに合わせたポップ明るいダンス・チューンに仕上がってます。
まぁ普通だと思いますが、ドラマの頭の部分とエンディングのクレジットでしっかり曲が流れるのでメロディがしっかり耳に残ります。
というかPerfumeの三人の声とサウンドは一聴してPerfumeとわかるところが印象度が高くなるポイントです。

PVが月明かりの下でシンプルで淡く綺麗な色の衣装でダンスする三人が相変わらずPerfumeらしくて綺麗でかわいいです。
曲だけ聴くよりもPVも見ると気持ちが上がって曲の印象ポイント高まります。

[Moon]は攻めた曲では無いですが、攻めてる路線という意味ではカップリングの[ラヴ・クラウド]の方がアッパーなリズムとテクノ感が強くておすすめです。
肝心の主題歌[Moon]は及第点ですが、[ラヴ・クラウド]は今後アルバム収録されたり、ライヴでやっても盛り上がりそうな曲です。