2023年9月から、タイトル通り「今月のこの逸曲」という企画を始めました。
毎月リリースされる洋楽と邦楽の話題曲と気になったニュー・トラックを紹介していきます。
まずは「洋楽編」から今日から5日間, 5曲連続投稿を目指して投稿します。
2023年9月 今月のこの逸曲 (洋楽編) Part.1
- リリース日:2023年9月6日
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今月のこの逸曲 (洋楽編)の1曲目は、アングリー (Angry) – ザ・ローリング・ストーンズ (The Rolling Stones)を紹介します。
この企画の始まりの一曲目は、正にこれ以上の素材はないというくらいの大物バンド、というよりも世界一有名な現役のレジェンド・ロック・バンドの曲からです。
ザ・ローリング・ストーンズのニュー・シングル「アングリー (Angry)」がリリースされました。
この曲を収録したオリジナル・ニュー・アルバム[Hackney Diamonds]も来月10月20日にドロップ予定です。
一言で言うとストーンズらしさをいい意味でも悪い意味でも突き詰めた華やかな”らしい”一曲です。
正直、聞き慣れたいつものストーンズ節ですが、やっぱりずっと追いかけて来たファンやバンドが好きな人にはこれがたまらないのでしょう。
私のようにストーンズにさほど深い思い入れはない者でも、やっぱり今のストーンズはこれが良いのではないかと思ってます。
ゆったり目だけどタイトに響くドラムのリズムから、キースとロニーのストーンズ以外の何者でもない粋なカッティング・ギター、唯一無比のミックの奔放なヴォーカルが絡んできて、4分弱気持ちよく展開されます。
何回か聴いていると、こんなカラッと明るく陽気なロックンロールをストレートに鳴らせるのはもうストーンズしかいないのではと思うと今更ながらオリジナリティと存在価値の貴重さを感じます。
キースもミックももう80歳になるとのことですが、こんなストーンズらしくダイナミックさがある曲を今もドロップし続けていることはある意味驚異ですし、様々な世代が自由に自分の音楽を好きなように公開できる時代に、ロックの世代交代の議論はもう必要ないと思うし、やれるところまでやってくれ、やって下さい、という思いしかありません。
このように曲だけ聴いていると相変わらずで目新しさも何もないのですが(誰も今更ストーンズにそんなことは期待してないと思いますが)、PVはさすがに世界一のロック・バンドのカッコ良さがあります。
PVでは、エミー賞にもノミネートされた女優のシドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)がオープンカーに乗って走りながら車上でパフォーマンスしていき、華やかの象徴として出演します。
シドニーさんは日本では馴染みが薄いですが、世界一のロックンロール・バンドの格と華やかなイメージを、今という時代にシンクロするような色気と健康美を振りまいて演出しています。
そしてビルボードに映るストーンズの今までの勇姿が映し出されるという内容です。
ウェスト・コーストの晴れやかな一点の曇りや湿り気がないところが曲とPVのイメージがマッチしています。
そして、PVのラスト一瞬だけ”今のお姿の”ストーンズの三人(ミック、キース、ロンですね)がビルボードに現れて、拝むことができるという憎い演出も良いですね。
カラッと陽気で明るいけど、イントロを一聴してストーンズと即わかる音、そして決してアメリカンではなくしっかりブリティッシュ・ロックであるというところもさすがです。
続いて2023年9月の逸曲(洋楽編) 2曲目に続きます。
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