JAPAN TOUR 2023 – THE 1975

  • 会場:ぴあアリーナMM
  • 公演日:2023年4月26日

今日はコロナ禍前から3年ぶりにライブ鑑賞です。THE1975のライブをぴあアリーナMMに観に行きました。
昨年リリースの5枚目のアルバム [外国語での言葉遊び] を聴きながら桜木町駅に向かい、東口を出てランドマークタワー方面に動く歩道に乗っていき駅から10分ちょいところにある 初めて行く会場である ぴあアリーナMM に到着。
18:50頃、アリーナ前に着いたけど、入場はスムーズに入れて開演前の19時少し前に3Fスタンドに上がります。19時前というのに皆スタンバイOKという感じでほとんど席に着いていて、そそくさと狭い座席に滑り込みました。
サラリーマンが東京を定時で上がっても横浜で19時開演だとギリギリというのはちょいつらいなと思い、思い切って午後休取るのがベストでした。まぁ、なんとか間に合って初めから見れて良かったです。

ちょっと落ち着いて辺りを見回すと超満員と行っても良い状況。ざっと見ると8千人位入るのかと思ったが1.2万人も入る大きめの箱でした。両国国技館とか代々木競技場第一体育館クラスです。
今はコロナ禍もアフターコロナの時期。客層を見てみたところ20,30代前半の若い人中心で満席でもマスクなしの人がかなり多い。男女半々位でちょっと男性が多めだったかなというのが意外でした。たまに自分と同世代の40,50代の人を見る程度です。
でもそんな若い世代の人達が洋楽ロックのホープの1975の曲に合わせて歌い、手を挙げて踊り乗ってるのを見ると洋楽ロック、ポップもまだまだしっかり根付いてるんだなぁという感慨もありました。

そして、席に座ってすぐにステージが始まり、ライヴを堪能し始めました。なのでそのように周りを気に出来たのはライヴ後でした。

19:10とほぼ定刻にエルヴィスのラヴ・ミー・テンダーのBGMが流れる中でライヴはスタート。
ステージの中央に部屋のリビング内にソファやテーブルを置いた軽くくつろぎ空間を演出し、ライティングは効果的にフラッシュしますが、比較的シンプルなセットです。
前方にメンバー、後方にサポートメンバーが位置する構成です。

アルバム [外国語での言葉遊び] からの [Looking For Somebody (To Love)] から[Happiness] と The 1975 らしい軽くアッパーな曲調の曲が続き、期待を上げさせ、その流れで比較的音響の良いアリーナでライヴは気持ちよくいい意味で淡々と曲が続いて行きます。
どちらかというと変にトーク、日本語のMCとか挟まずにたて続けにブレイク無しで曲を演奏していったので、潔いというか最新作中心ながら各アルバムからバランスよく選曲され、弛みもせず、曲とサウンドを楽しむ感じのライヴ。ヴォーカルのマシュー以外のメンバーは演奏に集中し、意外と淡々としていましたが、曲の良さとそのバラエティ豊かさ、それらを使った展開の流れを上手く使ってく感じです。
[外国語での言葉遊び]からの選曲が序盤続きますが、セカンドから [UGH!] とか挟み込んできて、ここら辺の流れは心地よかったですね。
この流れは今回は[外国語での言葉遊び]のカラーであるポップな感覚に合わせた選曲になっているのかなという、派手さやアバンギャルドさも抑え、ソフィストケイトな心地よさとロックのダイナミズムをうまくミックスさせるのがこのバンドの魅力だなと改めて感じます。
アメリカのバンドだとMaroon 5辺りを思い浮かべますが、彼らとはまた違ったオシャレさ、繊細さが良いですね。

狭い箱ではないので3面の大型モニターもヴォーカルのマシューだけでなくメンバーやサポートの表情が良く見れたのが良かったです。
半ば、中盤どの曲か忘れましたがリズムが走っていた感じをちょい感じましたが演奏・ヴォーカルの調子は結構良かったです。
アンコールは無かったですが、終盤に差し掛かると、マシューが、2分程ブレイク取るよ、とコメントして、少しだけ一息つきます。
本当に2分後位に、まずはマシューが戻ってきて、アコースティックで [Be My Mystake] を一曲やった後に、ラストのはアッパーにセカンド・アルバムから[The Sound], 1stアルバムの[SEX]からのラストでフラッシュライトの点滅が眩しいが気持ち良い [Give Yourself a Try] とノリの良い曲でライヴは締められました。
19:40には終わり正味1.5時間のあっという間のライヴでした。

ファースト・アルバムから、[Chocolate] はやりましたが [The City] が聞けなかったのと、セカンド・アルバムからは他の日はやっていたようだった [She’s American] がカットされたのが残念でした。
また、ネットで見ると東京初日の4月24日(月)の有明のガーデンシアターは結構盛り上がったらしく、ラストあたりに[Guys]から [I Always Wanna Die (Sometimes)] が演奏されたそうですが、今日はそれを含めて4曲程曲数少なかったようですね。

今日はアーティストとして曲を聴かせるという感じなのか、淡々としていて、抑えていたのか少し調子が乗らなかったのか、まぁ及第点でした。
プロ・スポーツの世界は勝負が第一なので、勝ってなんぼで選手もお客さんがたくさん入る会場で活躍することが一番の喜びだと聞くこともあり、私は舞台を見ることは最近ほとんどないですが、ストーリーを展開させ世界観を作り上げること感情を表現することにアクターは集中しますが、音楽(ライヴ)の世界はお客さんとアーティストが作り上げで行くものであり、アーティストのその日の感情や気持ちで変化が出るのは仕方ないかなと思いました。
コロナ禍はもう開けて、声出しも解禁でしたが、お客さんはノリは良かったと思いましたが、狭い指定席で観客の動きが制限され、アーティストにとってノリが分かりづらかったかもしれません。
演奏はしっかりしてたし、サポート・メンバーの女性バック・ヴォーカルの方やサックスの方もいい味出してて、プロ・ミュージシャンとしてのThe 1975を堪能できました。

個人的に、コロナ禍まえの3年以上前からの久々のライヴ、今の洋楽界で一番勢いのあるバンドである The 1975 を正にその時期に見れた、それだけでも価値はあると思うし、終わった後、良い感じで余韻を引きずり帰途につけました。

ちなみに感想サイトは下記が良かったです。セトリもあります。紹介サイトに感謝です。

THE 1975 | 来日 ライブ2023 横浜 セトリ * 座席表 * 感想

THE 1975 | 来日 ライブ2023 横浜 セトリ * 座席表 * 感想

最後に私版の本日セットリストメモです。

外国語での言葉遊び [ The 1975 ]

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