- リリース日:2020年10月30日
- 個人評価:★★★☆
気分を上げないし下げない。癒しでもない。軽く耳障りだけと心地よい音
大抵の人はそうだと思うのですが、月曜日は本当に気分が怠くてやる気が出ない。
体調が悪いわけでは全くなく、中年となり壮年期に入りそうな今でも至って健康だ。
会社で月曜って怠いっすね。というと、そうね~、とか意外とそんな風に感じてない月曜日から普通のテンションでいる人を見ると羨ましくなります。
もう今の時期は、日本もコロナ禍からアフター・コロナとなって来ているのだが、まだまだ家庭・私生活の都合で、土日に家・部屋に籠る生活が続いており、部屋で音楽聴いたりテレビ見たりと週末はローライフが続いてしまっているところもあり、いきなり月曜日に仕事が始まるとテンションが特に上がりません。
そんな時に聞く音楽って精神的に結構、重要だったりします。
2021年頃はそんな時、このワンオートリックス・ポイント・ネヴァーのアルバムをよく聞きました。
混沌としていて、整然としていないところがあり、よく分からないところがあり、時折、機械音のようなノイズやレコードの逆回転のようなものが急に飛び出したりしてくるのだけれど、ベースがエレクトロ・ミュージックなので不思議とそんな時に聴いてると精神的に落ち着いてきます。
私自身は比較的楽観的な人間だと思うのですが、おそらく月曜日というこれから1週間が始まる不安な気持ちや、その週に起こる未知なる嫌なことを心の奥に抱えていてる状態にマッチしている音楽なような気がします。
ちょっとだけメモとしてアーティストバイオを書くと、ユニットのような名前ですが、実はダニエル・ロパティンというアメリカはニューヨークを拠点とする一人エレクトロ・ミュージシャンです。このマジックという言葉が頭につくセルフ・タイトル・アルバムですでに9枚目のオリジナル・アルバムになり、見てはいませんがハマるとドンピシャでハマると思いますが、映画のサウンド・トラックも手がけたりしています。
エコー感の強いスペーシーな音楽とまでいかず、ひたすら人工的な感じで人間くささがあまりないです。
時折、自然の中の鳥のさえずりとか自然の音を交えたりするのだけれどアンビエントな感じもあまりない。
好きなアーティストだとその生い立ちや歴史とか気になったりするのだければそんなことも一切気にしない。
ヴォーカルも入っているのですが機械処理がされているので歌詞を見ながらでないと何を歌っているかわからないので、どんなことを歌っているかも一切気にしない。
電車の中で聴くとあまり効果がないので、月曜日の夜に家に帰ってからダルな気持ちを引きずりながらも、音に浸るというよりも、PCのiTunesでかけっぱなしにしてどうでも良い、単調な作業をするのが合っている。でも仕事のBGMにして実生活に交えたBGMにしてしまうとこの音の持つ感覚は分かりづらいと思います。
たまにはこんな風に雑多に簡単な感想書くのも良いかな…
Oneohtrix Point Never / Magic Oneohtrix Point Never(通常盤) [CD]
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